時効の中断とは

2018/09/10
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時効の中断とは

 

借金を長期間返済していない場合「時効」が成立して借金を返さなくて良くなる可能性がありますが、時効には「中断」があるので要注意です。

 

1.時効の中断とは

時効の中断とは、その事情があると時効の進行が止まり、時効期間が当初に巻き戻ることです。

たとえば借金を支払わなくなってから3年が経過した時点で「時効中断」が起こると、また時効の期間が0に巻き戻り、その後あらためて5年などの所定の期間が経過しないと時効が成立しなくなってしまいます。

借金を5年や10年以上の長期にわたって返済していなくても、その間に時効が中断されていたら、時効は成立せず、相変わらず借金返済義務を負っている可能性があります。

 

2.中断が起こる場合

具体的に時効の中断が起こるのは、どのようなケースか見てみましょう。

2-1.債務承認

債務者本人が「借金があります」と認めたらその時点で時効が中断します。口頭や書面で認めた場合だけではなく、利息や元本の一部を支払った場合にも時効中断の効果が発生します。

2-3.裁判上の請求

債権者が裁判を起こすと、時効は中断します。債務者が行方不明の場合「公示送達」という方法で債務者に送達せずに裁判をすることも可能なので、その場合には債務者が知らない間に裁判をされて時効を中断されている可能性もあります。

2-4.差押え、仮差押、仮処分

財産や給料の差押えや、判決が出る前の仮差押や仮処分をされた場合にも、時効は中断します。

 

これら以外に、内容証明郵便による督促をされたときにも時効が「停止」して、その後6か月以内に裁判をされると、確定的に時効が中断します。

 

時効が中断すると、借金を長期間放置していても時効が成立せず、時効援用をしても借金を免れることができません。借金を長期にわたって支払っていないとき、状況に応じて適切な対応をとるために、専門の司法書士までご相談下さい。