借金の時効の「初日不算入」の意味とは?

2018/09/06
ロゴ

借金の時効の「初日不算入」の意味とは?

 

借金を長期にわたって支払っていない場合「時効」が成立して支払いをしなくて良くなるケースがあります。

時効の期間を正確に計算するためには「初日不算入の原則」に注意が必要です。

今回は、借金の時効の「初日不算入」とは何か、説明します。

 

1.初日不算入の原則とは

初日不算入の原則とは、期間を計算するときに、初日を計算に入れないというルールです。

たとえば、遅延損害金の日数や時効期間など、法律上「期間」を計算しなければならない場面で適用されます。民法140条に定めがあります。

 

2.初日不算入の原則が認められる理由

なぜ、法律では期間の計算をするときに、初日を算入しないのでしょうか?

 

何らかの出来事が起こったとき、通常は午前0時に発生するわけではなく1日の途中で起こります。すると、初日を計算に入れると1日目は24時間に足りなくなります。

そこで、初日を入れず、ある出来事が起こった翌日から期間を計算することにより、所定の日数がすべて満たされるようにしているのです。これが、初日不算入の原則の理由です。

 

3.初日不算入の原則を適用した具体的な時効の計算例

たとえば、銀行カードローンの借金を2018630日に最終的に返済して、以後返済をせず裁判もされなかった場合には、時効期間の5年を201871日から計算します。

5年が経過した202371日の24時を経過した時点で時効が成立します。初日不算入なので、2018630日の24時にはまだ時効が成立しません。

 

時効を効果的に援用するには、正確に時効の期間を把握しておく必要があります。迷われたときには、司法書士までご相談下さい。