時効援用の方法について

2018/08/23
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時効援用の方法について

 

借金の時効が成立したときには、「時効援用」が必要です。時効援用とはどのようなことで、どうやって進めたら良いのかご説明します。

 

1.時効援用とその効果

時効援用とは、「時効の効果を得ます」という意思表示です。

たとえば借金をして5年や10年などの長期間が経過すると、借金は時効にかかって消滅します。ただし、本当に時効消滅の効果を得るには、「時効援用」が必要です。

時効期間が経過しても、時効援用しなければ借金は確定的に消滅しません。時効成立後でも、援用前に債務者が債権者に対して「支払います」と言ってしまったり借金の一部の支払いをしてしまったりすると、時効の効果を得られなくなってしまい、借金を全額支払わなければなりません。

そこで、時効が成立したら、早めに時効援用する必要があります。

 

2.時効援用の方法

時効援用の方法は、特に法律で定められていないので、相手に伝わりさえすれば、理屈としてはどのような方法でもかまいません。

しかし、時効援用するときには「確実に時効援用した」という証拠を残しておく必要性が高いです。そうでないと、相手から「まだ時効援用されていないから、借金を支払ってほしい」と言われてしまう可能性があるためです。

そこで時効援用するときには、必ず「内容証明郵便」を使いましょう。内容証明郵便を使うと、郵便局と差出人の元に相手に送ったものと同じ内容の控えが残りますし、郵便局が発送日付を入れてくれるので、後から時効援用した事実を証明できます。「配達証明」をつけておけば、相手に送達された日付まで証明できるので、相手が「受け取っていない」と言うことはできなくなります。

 

時効援用をするとき、自分で手続きしようとすると不備が発生することもあります。迷われたときには、お気軽に司法書士までご相談下さい。