借金の時効はどのくらい?

2018/08/20
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借金の時効はどのくらい?

 

借金をしているとき、長期間支払いをせずに放置するケースも意外と多いものです。その場合「時効」によって借金が消滅する可能性があります。以下で、借金の時効がどのくらいの期間で成立するのか、ご説明します。

 

1.借金の時効期間

借金の時効期間は民法によって定められており、基本的に10年となっています。

ただし、貸し付ける債権者が「商人」の場合には「短期消滅時効」が適用されて、時効期間が5年になります。商人とは、営利目的を持って営業行為をしている個人や法人です。

たとえば、銀行やクレジットカード会社、消費者金融や信販会社などからの借入の場合、借金の時効期間は5年です。

これに対し、信用金庫や公庫、個人などからの借金の場合には「商人」ではないので、民法の一般原則通り、時効期間が10年となります。

 

2.借金の時効の「起算点」

借金の時効を考えるときには、「いつから期間を数えるか」が重要です。5年や10年の時効期間をいつからカウントするかということです。その時点のことを「時効の起算点」と言います。

借金の時効の起算点は、基本的に借金の最終返済日の翌日ですが、一度も返済していない場合には、借金の支払予定日の翌日となります。

分割払いの場合には、それぞれの支払期限日の翌日となりますが、期限の利益を喪失して一括払いが必要になったときには、期限の利益喪失日の翌日から残債の時効が進行し始めます。

 

3.借金の時効の具体例

たとえば、消費者金融からお金を借りて、201471日に返済してからずっと支払いをしないで過ごした場合、201971日が経過することによって時効が成立します。

 

時効が成立したときには「時効の援用」が必要です。その手続きについては次回ご説明します。