個人再生を利用して、差し押さえられた給料を受け取る方法

2018/07/25
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個人再生を利用して、差し押さえられた給料を受け取る方法

 

個人再生をすると、給与差押えを止めることができますが、差押えが中止されてもすぐに全額の給料を受け取れるわけではありません。差し押さえられた給与を受け取るためには、強制執行を取り消させる必要があります。以下で詳しくご説明します。

 

 

1.給与差押えが中止された場合の取扱い

個人再生を申し立てて手続き開始決定が下りると、強制執行が中止されて給与差押えが止まります。しかし、差押え分の給料は申立人に支払われないままの状態が続きます。

この場合、差し押さえ分の給料は、会社(給与支払い元)が管理するか、供託するか、どちらかになるからです。給与差押えが「中止」された場合、あくまで一時的に中止されるだけで差押えが完全に失効したわけではないのでこのような取扱いとなります。プールされた給料は、個人再生の手続きが終了してからまとめて債務者に支払われます。

 

2.差し押さえられた給料を全額受け取る方法

それでは、差し押さえられた給料をすぐに全額受け取るためには、どのように対応したら良いのでしょうか?

この場合、債務者は裁判所に「強制執行取消の申立」をして、差押え決定を取り消してもらう必要があります。取消が認められたら差押えの効力が完全になくなるので、債務者は給料を全額受け取れます。

 

給与差押えを受けたときに全額受け取ろうとすると、まずは個人再生手続きをして差押えを中止してもらい、その後あらためて取消決定を得なければならず、大変な手間がかかります。

素人の方がご自身で手続きをするのは大変ですので、差押えを受けてお困りの場合、お早めに司法書士までご相談下さい。