裁判所から書類が届いた場合の対処方法その2
借金返済を滞納していて債権者が裁判所での手続きを申し立てたら、どのような対処をとれば良いのでしょうか?
前回に引き続きみていきましょう。
1.反論書面が必要かどうかを確認する
裁判所から書類が届いたとき、反論書面や異議申立書の提出が必要なケースとそうでないケースがあります。
書面提出が必要なのに提出しないと、相手の言い分をすべて認めた扱いになってしまうなど、大きな不利益を受けることになります。
そこで反論や異議申立書の提出を要求されていないか、裁判所から届いた書類の中身をよく確かめましょう。
たとえば「訴訟(裁判)」であれば、「答弁書」という書類を用意するように、と書かれた案内書と答弁書のひな形が入っているはずです。
「支払督促」であれば、請求に異議があるなら2週間以内に異議申立書を提出するように、と書いた紙が入っています。支払い督促の場合、2週間以内に異議を申し立てないと、差押をされてしまうので、要注意です。
2.反論書面、異議申立書を作成する
裁判所からの書類を確認して、反論書面や異議申立書の提出が必要な場合、早期に書類の作成に取りかかるべきです。
完成したら裁判所に期限内必着で送付します。裁判所が近くにある場合などには持参して提出することも可能です。
3.専門家に相談する
裁判を起こされたとき、素人判断で対応すると、適切な対処ができずに思わぬ不利益を受けることが多々あります。ときには突然財産や給料を差し押さえられるケースもあるので要注意です。
借金返済を滞納しているならば、債務整理することで解決可能です。裁判を起こされた後でも遅くはないので、お早めに司法書士までご相談下さい。