債権回収会社とは?借金を滞納したときの債権譲渡や債権回収委託について

2018/06/29
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債権回収会社とは?借金を滞納したときの債権譲渡や債権回収委託について

 

借金返済を滞納していると、ある日突然「債権回収会社」から連絡が来ることがあります。

もともとの債権者からも「債権譲渡通知書」が届きます。

そうすると、その後は債権回収会社から借金の督促をされるようになりますが、そもそも債権回収会社とはどのような会社なのでしょうか?

今回は、借金を滞納したときに請求してくることのある債権回収会社について、解説します。

 

1.債権回収会社とは

債権回収会社とは、他人の債権回収を業務とする会社です。

債務者がきちんと支払いをしないので焦げ付いた債権などを安価で買い取ったり、債権回収の委託を受けたりして、元の債権者に代わり、債務者に請求してきます。

 

もともと、報酬を受け取って債権回収業をしても良いのは基本的に弁護士のみ(140万円までなら認定司法書士も可能)ですが、すべての債権回収業を弁護士に依頼するとスムーズに回収が進められない可能性があるので、国の認可を受けた債権回収会社にも債権回収の権限が認められています。

 

債権回収会社が債権回収を受託するのは、借金を相当長期間滞納した場合です。

また、債権回収会社は債権回収のプロなので、もともとの債権者であった金融機関より厳しく取り立てをしてくる可能性が高くなります。

 

2.債権回収会社から督促されたときの対応方法

債権回収会社に債権譲渡されたり債権回収の委託をされてしまったりすると、債権回収会社から借金残金の全額と遅延損害金の一括請求をされます。放っておくと裁判をされて差押を受ける可能性も高いので、そのようなことになる前に、早めに債務整理によって解決すべきです。お困りの際には司法書士までご相談下さい。