債務整理で車が失われるケース

2018/06/01
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債務整理で車が失われるケース

 

前回は、車のローンを組んだときにつけられることの多い「所有権留保」について説明をしました。

所有権留保がついているときに債務整理をすると、車が失われる可能性があります。

今日は、どのようなときに車がなくなるのか、また車を失わない方法について解説します。

 

1.所有権留保で車がなくなる債務整理は、個人再生と自己破産

車の所有権留保がついているとき、どのような債務整理をしたら車がなくなってしまうのでしょうか?

問題になるのは個人再生と自己破産です。個人再生や自己破産においては、一部の債権者だけを特別扱いすることができず、すべての債権者を対象にしなければなりません。

車のローン会社も借金減額や免除の対象になってしまうので、ローン会社は担保を実行して車を引き上げてしまうのです。

 

2.所有権留保があっても車を守る方法

それでは、車に所有権留保がついている場合、車を守る方法はないのでしょうか?

2-1.任意整理

まずは、任意整理をする方法があります。任意整理では、すべての債権者を対象にする必要がないので、車のローン債権者を外して整理すれば、車を引き上げられることはありません。引き続いて約定通り車のローンを支払い、完済すれば車を手元に残せます。

 

2-2.別除権協定

個人再生をするときにも、「別除権協定」が認められれば車を残すことができます。

ただし別除権協定が認められるケースは限定的なので、仕事に車を使っていて生活の維持に必須の場合などをのぞき、認められにくいです。

 

車のローンがある場合に債務整理をするならば、まずは任意整理をすることをお勧めします。債務整理で財産がなくなるのが不安な場合には、最善の対処方法を検討し、ご提案いたしますので、お気軽に司法書士にご相談下さい。